AIを用いた投資商品の開発を行いたいというご要望にお応えするため、LAplustで保有するAIアルゴリズム(機械学習基盤LA++ ラプラ)を金融分野へと応用*した事例です。
高度な数学的手法を用いてさまざまな市場を分析したり、さまざまな金融商品や投資戦略を分析したりすることをクオンツ投資といいます。世界のクオンツ運用の規模は、近年増加の一途をたどっているといわれています。世界のヘッジファンドをはじめとして、大手証券会社や国内外の大手銀行ではすでに活用されています。ある試算によると、クオンツを活用した投資運用はすでに米国市場の売買高の6割を占めており、機械的な売買が人間を差し置いて市場を席捲しているといわれています。
外国為替(複数通貨ペアに対応)
相場変動の短期予測API及び取引を自動化するためのソフトウェアをニーズに基づき開発(MT5という取引プラットフォームにて稼働)し納品しました。
外国為替相場の時系列データをAIにより学習することで市場変動の短期予測を行う予測モデルの提供を行いました。
AIに与える学習目標は下記の2通りとしました。どのような目標を与えるかによって出力されるモデルはことなります。
目標①:資産運用において利益を出すように取引できる
目標②:為替変動が上がるか、下がるかを精度良く予測できる
AIのモデルには深層学習(1次元畳み込みニューラルネットワーク)をベースとしています。
開発を進める中で下記のことがわかりました。